10月6日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比737.12円高(+1.05%)の70,683.98円で取引を終えました。終値で7万円台に乗せるのは7月1日以来、約3か月ぶりです。TOPIXは38.34ポイント高(+0.92%)の4,183.56ポイント。前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れを受け、半導体関連や電子部品、銀行株などが買われました。

きょうの数字#

指標終値前日比
日経平均株価70,683.98円+737.12円(+1.05%)
TOPIX4,183.56+38.34(+0.92%)
JPXプライム150指数1,766.35+15.95(+0.91%)・最高値更新
東証プライム売買代金7兆3,048億円—
ドル円(夕方時点)158円台前半前日比で円安方向
米10年債利回り(前日)5.31%—

日経平均の日中の値動きは、始値69,954.61円、高値70,798.62円(15時17分)、安値69,813.16円(9時02分)でした。東証プライムの値上がり銘柄は1,153、値下がりは349、横ばいは50で、全体の約7割が上昇しています。

何が動かしたか#

材料として報道で挙げられていたのは、主に次の4点です。

1. 米ハイテク株高の流れ。 前日5日の米国市場は、NYダウが+0.18%、S&P500が+0.66%、ナスダック総合が+1.05%とそろって上昇。半導体株指数(SOX)も小幅高でした。エヌビディアが連日で上場来高値を更新したと伝えられ、東京市場でもAI・半導体関連に買いが向かいました。

2. 半導体製造装置と電子部品の個別材料。 東京エレクトロンについては、営業利益が1兆円に達する公算との報道が好感され続伸。TDKは投資判断の引き上げ報道を受けて一時7%を超える上昇となりました。台湾の鴻海精密工業が2026年7〜9月期の売上高で過去最高を更新したことも、AI関連の需要を裏付ける材料として受け止められています。

3. 円安。 外国為替市場でドル円は158円台前半まで円安が進み、輸出関連には追い風と報じられました。

4. 日銀関連の報道。 日銀が「基調的な物価上昇率が2%に達した」と判断することを検討しているとのロイター報道が伝わり、金利上昇を見込んだ銀行株の買いにつながったとされています(この点は報道ベースで、日銀の正式な発表ではありません)。

業種・銘柄の動き#

報道で上昇銘柄として挙げられたのは、アドバンテスト(連日の高値)、TDK、村田製作所、太陽誘電、フジクラ、イビデン、東京エレクトロンといった半導体・電子部品関連と、ファーストリテイリング、三菱UFJフィナンシャル・グループなどです。銀行株は上記の日銀報道が背景とされています。

一方、ソフトバンクグループやキオクシアは下落しました。全面高に近い日でも、前日までに大きく上げた銘柄には利益確定の売りが出る、というのはよくある形です。

※ここに挙げた銘柄は当日の値動きの記録であり、売買を勧めるものではありません。東証33業種の騰落順位は、日本取引所グループの公表値をご確認ください(東証33業種とは)。

寄り付きから大引けまで#

寄り付きは前日終値を上回る69,954円で始まり、直後の9時02分に安値69,813円を付けたあとは上昇基調に転じました。前場のうちに7万円の節目を回復し、後場も高値圏を維持。15時17分に高値70,798円を付け、大引けにかけてやや上げ幅を縮めましたが、7万円台を維持して引けています。大引けの時刻や「引け値」の決まり方は用語記事で整理しています。

あすの注目#

  • 翌営業日の経済指標・決算・イベントは、7日朝の「朝の注目点」記事で公式カレンダーを確認のうえ整理します。
  • 本日は米ハイテク株と円安が材料になったため、今夜の米国市場(主要3指数とSOX)、米長期金利、ドル円の動きが引き続き参照されます。
  • 日銀関連の報道については、日本銀行の公式発表があるかどうかに注目が集まります(公式サイト:日本銀行)。